多重介護に苦しむ家族が急増中

追い込まれてしまいがち

kazoku
日本には多重介護に苦しんでいる世帯がたくさん存在していて、その数は増えています。
全国で20万人以上もの家庭が多重介護の状態になっているとされています。
多重介護というのは複数の要介護者の面倒を見なければいけない状態のことです。

介護者の中には実際に働いている人がたくさんいるため、介護に多くの時間を割いてしまうと、仕事と介護を両立させることが困難になります。
日中は介護サービスを利用していたとしても、自己負担をしなければいけないこともあり、介護費による負担が増えてしまいます。
中には仕事をやめてまで介護に専念しようとする方もいるほどです。

介護者が1人だけの場合はかなり悲惨であり、どんどん追い込まれてしまいます。
多重介護の問題はすべての人達に関わることであり、自分の親は元気だからと安心してはいけないのです。
多重介護が起きてしまうのは核家族が増えていて、さらに少子化の影響もあるからです。

介護者の半数以上が同居している人達であり、また、子供やその配偶者が介護をしているケースも多いです。
ただし、それ以外のケースも考えることができます。
子供が障害者であり、両親が介護者となっていたり、さらに配偶者の介護をしているケースもあります。

自分の親だけではなくて、さらに祖父母の介護をしている方もいます。
中には1人で3人以上もの面倒を見ている人達もいるため、けっして他人事ではないのです。

50代が中心におこっている

多重介護をしている人達は50代が中心となっています。
この年代は自分の体調も心配になってくるため、心身ともに非常に疲弊しているケースが多いです。
要介護者の数が増えてしまえば体力の限界をむかえてしまうかもしれません。

多重介護が大変な理由の一つとして、それぞれの要介護者の介護のレベルや症状が異なります。
要介護者が認知症にかかっていればさらに負担が増えてしまうでしょう。
休むわけにもいかず、夜になっても安心して眠ることができないのです。

多重介護では費用の問題も大きくて、家計を圧迫してしまいます。
介護度が上がっていくと保険の適用だけでは収まりきらなくなるため、自己負担する分が増えてしまいます。
介護食を用意したり、おむつを準備する必要もあるため、かなりの出費が必要となるでしょう。

介護費用は要介護者の年金や貯金を使うケースが多いのですが、それでも不足してしまう場合には介護者が費用を負担しなければいけません。
いつまでも終わりが見えない状況が続いてしまうためとても辛いのです。
これからはますます多重介護の問題が増えてくることが予想されるため、事前に備えておきましょう。
介護のために介護者が苦しんでしまうのは、要介護者にとっても辛いことです。